心ばかり・・・ 10月号

こんにちは。臨床心理士の山田清美です。
日中はまだまだ暑いですが、少しずつ涼しい風を感じられるようになってきましたね。
気候が安定しないと心も体もしんどくなるので、いつもより自分の心と体の声に耳を傾けてみてくださいね❤️

さて、今回はしげ先生から興味深い質問が届いたので、取り上げて考えてみたいと思います✨!

支援員しげ…

漫画でアニメや映画にもなっている「カイジ」。主人公カイジのように、命がかかっているような逆境でも冷静に考えたり判断したりするには、どうしたらいいのでしょうか?

まずカイジとは…?

まともに働かず、自堕落な日々を過ごしていた主人公・伊藤開司(通称カイジ)が、友人の保証人となって多額の負債を抱えたことをきっかけに、様々なギャンブルに挑んでいく青年漫画。命を賭けた極限の勝負の中での人間の思考、生き様が描かれており、作品独自のギャンブルと、「ざわ‥ざわ‥」の擬音やモブキャラの「黒服」などの福本作品独自の表現が特徴である。(Wikipediaより)

カイジの名言!

「人は人を救わない…
なぜなら…人は人を救わなくても…
その心が痛まないからっ…!
なら… 期待するなっ…!
他人に…! 自分だっ…! 自分…!
自分を救うのは…自分だけ…!」

「先を見なくていい……!
目の前の一歩が全て……!
この小さな一歩を……
ただただ……
積み重ねていけばいい……!」

明日からがんばろう」という発想からは…
どんな芽も吹きはしない…!
そのことに20歳を超えてまだわからんのか…!?
明日からがんばるんじゃない…
今日…今日だけがんばるんだっ…!
今日がんばった者…今日がんばり始めた者にのみ…
明日が来るんだよ…!」

「あろうことか…祈ってしまったっ…!
何も考えず…神頼み…
救ってくれ…
オレを助けてくれ…だっ…!
もう自分以外…頼る者などない…と
骨身に染みて…
知っていたはずなのにっ…!」

―カイジから学ぶ“逆境で自分を強くするポイント”―

◎どんなに大変な状況でも、最後まで絶対にあきらめない
◎運や他人ではなく、自分の能力や可能性を最後まで信じる
◎今できることを信じ、できること少しずつから始める
◎小さなことでも継続させていくことを目標にする

困難が降りかかったときに悪い感情に振り回されるのではなく、解決に向けた行動を起こせる力のことを、“メンタルタフネス”と言い、ビジネスやスポーツの世界でよく使われるそうです。
カイジが逆境でも解決や勝利に向かって諦めずにいられるのは、このメンタルタフネスがあるからではないでしょうか。
命がかかるような場面ではないですが、日々のストレスに対処していくための3つの型を示した、“ストレスコーピング”についても、またお話したいと思います🐈

心理士きよみ…

次回は、12月を予定しています!